◆洗潅不浄の恩〜常に清潔なものを着せてくれる恩〜

こんにちは(*^▽^*)

親孝行アドバイザー 秋田谷ゆいかです。


今日は、『仏説 父母恩重経』のなかから

『洗潅不浄(せんかんふじょう)の恩』のおはなし。


「洗潅不浄の恩」とは、

常に清潔なものを着せてくれる恩。


「洗」は洗う、「潅」はそそぐということ。

つまり、綺麗にするということです。


親は、子どもの汚いものも、

汚いと思わずに洗ってくれます。


「不浄」というのは、

子どもの大便や小便のことで、

これは主にオムツのことを言われたもの。


今のように使い捨ての紙おむつが

なかった時代の話ですから、

布製のオムツを洗ってくれるということは、

どんなに苦労があったでしょう。




「母にあらざれば養われず、

母にあらざれば育てられず。

その闌車を離るるに及べば、

十指の甲の中に、子の不浄を食う」(父母恩重経)


「子己が懐に屎り、

或は其の衣に尿するも、

手自ら洗い濯ぎて臭穢を厭うこと無し」(父母恩重経)



子供の服や下着が汚れても、

決して臭いとか汚いと嫌うことなく、

自らの手で洗濯し、

洗い清めてくれるのです。



今でこそ便利な時代になりましたが、

今では考えられないような

苦労をしていたのだと思います。